News お知らせ
【活動報告】全国の児童心理治療施設28施設へ、
約2,200万円の助成を実施いたしました
いつも「こどもたちと共に歩む会」の活動を温かく見守っていただき、誠にありがとうございます。
当財団では、心に深い傷を負った子どもたちの支援を目的として活動しております。2025年12月、全国の「児童心理治療施設」を対象とした助成事業を実施し、31施設の応募の中から、28施設に対して約2,200万円(1施設あたり上限100万円)の助成を行いました。
■ 児童心理治療施設とは
虐待や家庭内暴力などを背景に、深刻な心理的課題を抱える子どもたちが生活する専門施設です。医療・生活・教育が連携し、子どもたちが再び社会で前を向けるよう、回復と自立を支えています。
■ 助成公募から見えた、現場の極めて厳しい現状
今回の公募を通じて、子どもたちが生活する現場がいかに過酷で、切実な支援を必要としているかが浮き彫りとなりました。
命を守るための見守り体制(防犯カメラ・人感センサー)
施設には、希死念慮があり自殺企図をはかる子どもたちも入所しています。職員の目が届きにくい廊下へのカメラ設置や、夜間のトラブルを防ぐセンサーの導入により、一分一秒を争う事態を防ぎ、子どもたちの命を繋ぎ止めるための環境整備が行われました。
高頻度な医療連携(通院のための公用車購入)
入所児童の約8割が児童精神科への定期受診を必要としており、施設ではほぼ毎日通院対応が行われています。老朽化した中古車両を更新し、発達特性から車内で予期せぬ動きを見せる子どもたちの安全を確保するため、より安定性の高い車両の導入を支援しました。
心身の安定に直結する住環境(エアコン更新)
故障したまま、あるいは寒冷地に対応できず冬場に作動しないエアコンの更新を行いました。適切な室温管理は、情緒不安を抱える子どもたちの心身の安定に不可欠であり、過酷な作業を強いられていた職員の負担軽減にも繋がります。
■ おわりに:寄付者の皆様へ
今回の助成事業は、ひとえに当財団の理念にご賛同いただき、温かいご寄付を寄せてくださった皆様のご支援によって実現いたしました。
皆様から託されたお力添えは、単なる資金としてだけでなく、現場で孤軍奮闘する職員の方々や行き場のない苦しみの中にいる子どもたちの励ましとなっています。
昨年に引き続き児童心理治療施設への支援を実施できたのも、皆様の継続的なご支援があったからこそです。今後も子どもたちの未来のために大切に活用させていただきます。
助成事業を支えてくださったすべての皆様に、心より深く感謝申し上げます。